土曜日

74■石鹸のpHの測り方

ロール型pH試験紙で使いやすいのはpH1~11までしか測れない万能タイプの方で、pH14まで測れるオールレンジタイプのものは、実は数値が高い領域は誤差も大きく見にくいのである。買うのであれば、ユニバーサルの万能タイプをお勧めする。
このロールタイプの試験紙は必要な分だけ切って使うので経済的ではあるが、汚れた手で短く千切っては指の水分に汚染されるので、濡れた指では触らないこと。できればピンセットでつかんで千切るか、少し長い目に切って使うようにするほうが良い。

pH試験紙での測定で覚えておいてもらいたいのは、
・元の石鹸液がいつもほぼ同じ濃度であること。
・試験紙の反応(呈色)はおよそである。
・試験紙の呈色の判別は見る人によって差がある
・試験紙は反応した直後の色を見ること。時間が経ってからの色は見ないように。
・いつも同じ方法同じ環境で測定する。

さて以上のことを踏まえて、私が提案する方法は以下のとおりである。

▼石鹸の表面はソーダ灰などがあったりして成分が均質ではないので、少し表面を削ったその下の部分を1g採取する。
(石鹸を1gを計る方法)

    ○ 一円玉(1g)           ■ 石鹸片
   --------------------------------------------   ←10~15cmの定規
                △   支点となる先の尖った棒

▼1gの石鹸を100mlのぬるま湯に泡立てないように溶かす。
▼pH試験紙を切り取り、その石鹸液に浸してすぐに取り出して試験紙ケースのラベルの色見本に合わせてみる。
ーーーー以上ーーーー
PS:簡易法:石鹸の表面に水をたらして泡立てて測る方法が最も簡単な方法ではあるが、この場合でも石鹸表面を取り除いてから行った方がより正確に測れる。

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