土曜日

73■pH試験紙

古い人間はこれを「ペーハー」と読む。今学校では「ピーエイチ」と読むのだそうな。でも昔でも「pH」は「ピーエイチ」だったような気がする。pH計を「ペーハー計」と読んでいたから、慣用的に「pH」を「ペーハー」と読んでいたに過ぎないのかもしれない。

さて石鹸のpHの測り方であるが、一般にはpH試験紙を用いるのが至便である。普通薬局や店舗のコーナーではロールの万能タイプのものしか売られていない。たまにオールレンジタイプのものもあるようだ。万能タイプのpHは、1~11で、オールレンジ(全域)タイプは、0~14まで測れるようになっている。ただし、リトマス試験紙は別であるが。
pHは中性がpH7で、それより小さい数字が酸性側、大きい数字がアルカリ性側で、pH7<12くらいを弱アルカリ性と読んでいる。苛性ソーダ液は強アルカリ性なので石鹸用の濃度では最大値のpH14を示す。石鹸はpH8~11くらいの弱アルカリ性のものが普通である。
石鹸を作るときに、作り始めのpHは14で、それが次第に数値が小さくなってpH7に近づいてくるが、中性にはならない。もちろん酸性にもならない。
そのため石鹸のpHを測れば石鹸のおよその熟成度が分かる。

【参考】
ロール型pH試験紙 
http://www.advantec.co.jp/japanese/hinran/tanpin/phpaper_1.jpg

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