土曜日

71■石鹸の内側の色が外側と違うのはなぜ?

石鹸をざくっと切ったときに、内側が羊羹のようなまったりとした色になっているのはなぜ?この解釈には、よくジェル化した部分としていない部分の色の差と言われるのだが、確かにそういう状態のときもあるが、毎回、必ずと言って良いほど見られるこの現象は、単に石鹸の中の水分が飛んだための変色である。
水分が石鹸分子間を十分満たしているときには、光の散乱があまり起こらないため半透明に見え、水分が飛んで石鹸分子間に空気の層ができると光を乱反射させて、より白っぽい色に見えるのである。
またこれは石鹸の酸化による変色でもない。乾燥の程度の目安と思っていれば良いのだ。

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