土曜日

68■キサンタンガムとザンサンガム

Xanthan Gum と書くこの物質は「多糖類」で増粘剤として使われている。
この読みなのであるが、ドイツ語読みだとキサンタンで英語読みだとザンサンになるのかな?
昔洋画で「ザナドゥ」と言うのがあった。アメリカ映画である。その少し前に「キサナドゥの伝説」と言う歌があった。GSのジャガーズがアメリカの曲をカバーしたものだが、どうもこの曲を訳した人がドイツ語読みで訳したようで、それでキサナドゥの伝説と言う邦名になったらしい。
さてXanthanだが古い文献を見るとキサンタンで新しい文献ではザンサンが多いのだが、これは日本の化学の世界が、ドイツ主流からアメリカ主流に変わっていったから、物質の呼び方もアメリカ流になってきたことで分かるが、製品などの末端での呼び名はキサンタンのうほうが圧倒的に多い。たおさんもアメリカ在住なのにキサンタンガムと言うドイツ語の方の名を使っている。
XanthanGumが化粧品などに多く使われることから、日本語の語感のいい「キサンタン」のほうが使われているのだろうと思う。
なぜこんなことを書くのかと言うとですね、最初キサンタンガムと書いてあるのを見て、何のことか分からなかったのですよ!しばらくしてから・・・「ああ ザンサンガムのことか!」と納得したわけでして。
発音の違いでカタカナに直すと、まるで別の物のように感じてしまうのも困ったものだ。特に私の年代は、ドイツ語読みと英語読みと米語読みとおまけに化学ではラテン語読みとがゴッチャになって使われることがあるので、ほんと・・・混乱します。

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