月曜日

55■ポリスチレンフォームの石けん型

ホームセンターに行けば、畳の下に敷く発泡スチレンが売っている。
この発泡スチレンの目は細かいため
カッターナイフできれいに切断することが出来るのでお勧めです。

接着には発泡スチレン用の接着剤が売っているので
これを使わなければならない。
普通の接着剤では発泡スチレンが溶けてしまうので注意!
木工用の速乾性接着剤も使えます)

私はこの発泡スチレンで5X7cmの面の長い筒状の型を作り、
中に100均で買ったポリプロピレンのファイルを折り込んで
簡単に取り出せるようにしています。
これだとワセリンも使わないし、
中敷だけを洗えば何度でも使えるので便利です。

注意点は発泡スチレン型の周囲をテープで巻いて
筒が膨らむのを防ぐことと、
保温時の過加熱に気をつけることです。
スチレンは耐熱性が低いので通常は使えないとされていますが、
ジェル化で変形させたり溶けたりしたことはありません。

五角形の型も作りました。
今は○○さんのところにお嫁に行っています。

54■洗濯用粉石けんの作り方

オイルから作る場合には苛性ソーダの量を
ケン化率100%を少し超えるようにします。

作り置きしている石けんをリパッチする場合は、
トータルでケン化率が100%を少し越えるように
苛性ソーダを足してやります。

・まず鍋は直火をしないで、湯煎にして、
刻んだ石けんチップに熱湯を注ぎ入れる。
石けんは鍋の1/3以内にして熱湯は石けんチップが
ヒタヒタになるくらいより少ない目にしておく。

・石けんチップが透明になってきたら、
追加の苛性ソーダを溶かした液を鍋に足し根気よく混ぜ続ける。

・十分に混ざってダマが残らなくなったら
ボウ硝(芒硝)硫酸ナトリウムのこと」を
石けんチップとほぼ同じだけの量を加えて
水分がかなり飛ぶまで混ぜ続ける。

・まだ湿っている状態でも少しパサパサ感がしてきたら
鍋を湯煎から下ろし、石けんを冷ましながらへらなどでかき混ぜていく。

・温度が下がってくると急に固まりだしてくるので
すばやくかき混ぜて石けんを粒状にさばいていく。

*出来るだけ水分を飛ばした方が、
後で石けんを粒状(粉末状)にするのが楽。
でも直火は難しいと言う方や、
湯煎では時間がかかりすぎると言う方は、
電気鍋で温度を中温くらいに設定しておけば、
かなり早く楽に粉末化できます。

このようにして出来た洗濯用石けんは、
グリセリンを含んでいるので衣服を柔らかく洗い上げることが出来ます。
また過剰の苛性ソーダは作業中に炭酸ソーダに変化してしまうので大丈夫です。

私の余り物の石けんはほとんど色つきなので、廃油で作っています。
芒硝は「無水芒硝」を使います。
毒劇物じゃないので薬局で頼めば取り寄せてくれるかもしれませんが、
工業用の25kg袋を買って、何人かで分けた方がかなり安くなります。
国産品と中国品とで価格差がありますが国産品でもかなり安いです。
(私は工場からもらってくるので今の価格を知りませんが!)
試薬の一級品で500gで700円くらいですが、
25kg袋だと1kgあたりで100円?くらいじゃないかな?
薬局でも取り寄せてくれるところがあるかもしれませんが、
工業用として大量に出回っているものですから、
近所の工場関係者に聞いてみるのもいいかもしれません。

なおこの芒硝は市販の洗濯用粉石けんに入っているビルダーと同じもので、
硫酸塩」と表示されていることもあります。

53■石けんは界面活性剤

よく界面活性剤と言えば合成洗剤と思われることがあるのですが
界面活性剤というのは非常に範囲が広くて
水と油を馴染ませるような働きをするもののほとんどのものをこう言います。

合成洗剤や石けんだけでなく乳化剤や帯電防止剤や生体内の脂質も含まれます。

でも合成界面活性剤に対して、石ケンのことを天然界面活性剤とは言いません。

52■苛性ソーダを溶かす水の量

オプションで水気のものを加えるときに、
苛性ソーダを溶かす水の量を減らすのですが、
減らしすぎると、
苛性ソーダが溶けきれずに再結晶してしまいます。

実際工場なんかで50%濃度の苛性ソーダ液を使っているところでは
冬季は大阪でもヒーターを管に施しています。

苛性ソーダを溶かしているときには、
水溶液の温度が高くなっているので
かなりの量が溶けることになるんですが
温度が下がってくると、再結晶化してきます。

それではどのくらいの量の水が必要かというと
最低限、苛性ソーダと同じ重さの水で溶かすことです。
それ以下にするとXXXXXな石けんになるかも知れないです。

51■100円ショップのステンレス容器

苛性ソ-ダを溶かすときの容器はステンレス容器が一番使いやすいです。

ステンレスと言うのは主に鉄とクロムの合金で
クロム含有率が高いほど錆びにくいと言うことなので
アルカリにも強いと考えられます。

でもそれだとステンレスの価格が高くなるため
一般には安価なステンレスはクロム含有率が少ないのです。

このクロム低含有率のステンレス容器で苛性ソーダを溶かすと
艶のあったステンレス表面が曇ってしまいます

でも物は考えようで、一度反応させて曇らせてしまえば
それ以上の変化はほとんどしません。

高価なステンレス容器でも扱い方が悪いと同じようなことになるので
あえて高価なステンレス容器を使わなくても良いのではと。

ただし私は寸銅だけはすごく良い物を使っています。
5万円と3万円だったかな?
(仕事柄・・・)

50■卵の黄身をオプションで入れる場合

初めにオイルと混ぜ合わせておくのがよろしい。

卵の黄身は乳化剤としてオイルに働きかけるため
この後の苛性ソーダと混ぜ合わせる際にも大変相性が良いものです。

この黄身はタンパクですので苛性ソーダの影響で変性タンパクとなり
かなり臭くはなりますが(最初は)後は安定してきます。

トレースが出るころに黄身を加えた場合は
変性しないそのままのタンパクが残ることがあるため
これが石鹸の腐敗やカビ、変性ではなく変質の原因になることがあります。

アルコールとの相性は良くないのでEOやFOを入れるときは要注意!

49★日本で簡単に買える材料で作る「ナシ・クニン(バリ料理)」(ウコンライス)

  • お米3合
  • コンソメスープの素 1個
  • ウコン(ターメリック) 小さじ2
  • ココナッツミルクパウダー 小さじ3
  • 砂糖 少々
  • 塩 一振り
  • 土生姜をおろしたもの 小さじ1くらい
  • レモン汁 小さじ2

以上を全部混ぜて普通に炊きます。
ウコンの臭みが消えて食べやすくなります。
好みによって和風ダシを少し入れてもおいしいです。


誰かカロリー計算して!

48★チーズのような豆腐を作る

木綿豆腐の水気を軽く切っておく。

ダシ入り味噌と酒かす(軟らかいもの)と
ココナッツミルクを同量くらいづつ混ぜ合わせて、
キッチンペーパーに塗りつける。

それで木綿豆腐をきっちりとくるみ
さらにしっかりと大き目のラップで液漏れしないように巻く。

最低まる一日以上置いてから取り出し
味噌を取り除きスライスしてそのまま食べるかフライパンで炒めても良い。

味噌とダシと酒かすとココナッツミルクの配合で
お好みの味を調整してください。

ラップをしたままで一週間は冷蔵庫で持ちます。
なお汁が出てくるので漏れないように!
木綿豆腐はあまり水気を切りすぎないほうがおいしい!

僕は4,5日置いたほうが好きですね。

47■カロチノイドとカロテノイド

どちらも同じものなのだが
化学ではカロテノイド
一般ではカロチノイドが使われている。
単に音の響きの良さでカロチノイドと言うようになったのかな?

でも最近では、TVで「カロテノイド」と言う解説者が
増えてきているような気がする。

46◆マトリックス・レボリューション

先日東岸和田のワーナーマイカルへこの映画を見に行った。

リローデッドを見たときも思ったのだが
マッドマックス」と「風の谷のナウシカ」を足したような映画だと言うと

『何を言ってるのよ!』と言われた。
なんかおかしいかな?

ちなみに私は、Mr.スミスのファンである!
なんかおかしいかな?

45★焼き鳥(アヤム サテ)

この夏に和歌山にキャンプに行ったとき
バーベキューに何をしようかと考えて
焼き鳥をメインにしようと思ったのです。

鶏モモ肉を一口大に切って
サンバルソース
サンバル・ピーナッツソース
サンバル・アヤムサテ用ソース
カレーソース
和風焼肉のタレ
塩コショウ

の味付けをそれぞれに施して
串には刺さずにそのまま網で焼きました。
もちろん味付けは前日にして、
一昼夜漬け込んだものです。

奥様は喜んでました♪

来年はレモングラスの茎が調達できたら良いのになあ!

44■天然物で緑色石けんにするには

葉っぱの色は葉緑素なのでそのうちに褐色に変わっていきます。
実は自然界における緑色のものは特別なものを除けばこれしかないのです。
そのため天然物で緑色の石けんを作るには
黄色系(黄茶色)の染料と藍を併せることになります。
たとえば、ウコンを漬け込んだオイルに
藍を溶かした液を加える方法です。
もうひとつの方法は
藍を苛性ソーダとハイドロサルファイトで強い目に還元し
そのまま石けん生地に加えて未酸化の状態を保たせて固めてしまう方法です。
この石けんは表面だけが薄く青色になるのが特徴です。
透明度の高い石けんほど緑色に見えるんです。

もっときれいな緑色石鹸を作る方法は後述♪

43■スクアランとスクアレン(スクワランとスクワレン)

サメの肝油から採れた状態のものがスクアレン
それに水素添加したものがスクアランだ。
もちろん化粧品や食品に使われているのはスクアランの方。

ちなみにスクアランは試薬の一級品(安い方)で500ml 5000円。
工業用のスクアラン(定着剤入りの液体)で1kg 4000円くらい

42■スクワランとスクアラン

化粧品や健康品の業界ではスクランと言っていて
製造関連や化学系ではスクランと言っている。

(squalane)が、どうしてスクワランになってしまったのだろう?
ちなみにgoogleでは
スクワランが42.000件
スクアランが1.000件

販売系HPに圧倒されています。

私はスクアラン派ですが
あなたは?♪

41■型出しのときに液がにじみ出て分離しているのは?

グルグルが不十分なときに良く起きることですが
水分量が多いときには逆にグルグルしすぎた時に起きます。

これは全体がそうでなくても
部分的に撹拌ムラが大きいときにも起きます。

まだトレースが出ていないときに加えたオプションのせいで
急に石鹸生地が固まったときにも良く起こるようです。

40■グルグルの初めの20分が大事な訳

オイルと苛性ソーダを混ぜ合わせるとき、
オイルと苛性ソーダ液が接触する界面(境界のことを化学ではこういいます)で
化学反応(ケン化)が起きます。

そのときに出来た石けんがグルグルが弱いと
オイルの塊を囲んでしまって(洗剤の役目をしてしまう)
苛性ソーダ液とオイルとを引き離してしまうことになります。

その結果ケン化の速度が遅くなるんですが、
乳化は進み温度などの条件によっては一見してトレースが出たように見えたりして
そのまま撹拌を終了して型入れしてしまうと
ムラが出来たり、ひどいときには分離したりしてしまいます。

とにかく最初の20分くらいは腕が折れるくらいグルグルをすることが
良い石けんを作るコツのひとつです。

39◆2002年救急車にて

「かかりつけの病院はありますか?」
『いえ、ありませんが・・・ゼイゼイ!』
「じゃあ、OO病院へ連絡とって見ます」
『俺を!こっこ殺す気か!!ハァハァ!酸素!酸素!!』
・・・・実話です・・・

2003年はこのOO病院へ搬送されました。
医師がくれた薬を、薬剤師が「これなんですか?」と言い
薬剤師がくれた薬を今度は別の医師が「これは何ですか?」と言ったので、
まだ治ってないのに
『もう治りました!』と言って3日で出てきました。
その後の通院でも同じ医師にめぐり合えることは無く
毎回医師の顔が違っていて一から説明しなくてはならない状態で・・・
通院も止めました。
・・・実話です・・・