ラックダイ・コチニールは食品添加物として、
ぜんざいの色だしにも使われているもので安全です。
もちろん化粧品にも使われています。
主成分はラッカイン酸なので酸との相性は良いです。
アルカリ性のものとの配合では赤紫色に傾きます。
原材料は何かと言うとですね・・・カイガラムシです。
詳しく言うとですね。
ラックダイの場合では、
ガンジス川の上流域でイヌナツメの木に繁殖している(人工的に)カイガラムシが
樹液を吸って体内に作り出す赤い液を取り出して、
赤い染料部分とワックスとに分離精製します。
そのためこの赤い染料は少し油分を含んでいますが
熱湯では簡単に溶けます。
クリームに直接溶かし込むことも出来ます。
なお、このラックダイは江戸時代には
「花没薬(はなもつやく)」と言う名で
血止めの漢方薬としても使われていたようです。
(なんか信じ難いけれども!)と言うことです。
自然界では数少ない動物由来の色素です。
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