月曜日

40■グルグルの初めの20分が大事な訳

オイルと苛性ソーダを混ぜ合わせるとき、
オイルと苛性ソーダ液が接触する界面(境界のことを化学ではこういいます)で
化学反応(ケン化)が起きます。

そのときに出来た石けんがグルグルが弱いと
オイルの塊を囲んでしまって(洗剤の役目をしてしまう)
苛性ソーダ液とオイルとを引き離してしまうことになります。

その結果ケン化の速度が遅くなるんですが、
乳化は進み温度などの条件によっては一見してトレースが出たように見えたりして
そのまま撹拌を終了して型入れしてしまうと
ムラが出来たり、ひどいときには分離したりしてしまいます。

とにかく最初の20分くらいは腕が折れるくらいグルグルをすることが
良い石けんを作るコツのひとつです。

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